Hi all konnichiwa
ドーナツの中心みたいに、存在いない何かを「ある」と宣言できた人には、ものすごいお金が集まってくる。
医療においてはたとえば、「健康」というものは、「病気でない」ことで定義される。病気の定義は様々で、「病気でない」一定の状態を取り巻くように、「病気の状態」というものは、あたかもドーナツのように分布する。
ドーナツの真ん中には空間が、「病気でない状態」で漠然と存在していて、その中心にあるであろう、あるのかもしれない「健康」という状態は、医療では定義できないし、そこには実際、向かうべき中心なんて存在しない。
健康食品を売り歩いたり、あるいはアンチエイジングを唱える人達は、ドーナツの真ん中にある空間に、「ここが中心だ」という一点を指差し、叫ぶ。
中心がここと決まれば、「病気でない」空間で暮らす全ての人は、「中心からの距離」という序列が生まれる。序列ができて、誰もが中心を目指すことが正義であるという認識が共有されれば、中心に向かうための薬や指導、販売される食品は、莫大な富をもたらす。
"
鳴川肇さんが提唱している『オーサグラフ』と呼ばれる新しい世界地図。これまでの緯度経度を基準にした世界地図では、本来約4万kmあるはずの赤道も、すぼんでいるはずの北極や南極付近も、矩形で表現されるときは同じサイズになっていました。それに対してオーサグラフは地球を96分割して平面展開し、できる限り面積の誤差が起きないように作られたもので、より実際の面積比に近い地球が描かれています。
(出典: gtokio)
●質問●
こんにちは。気になることがあり質問をしようと思いました。
ここ最近からプロの作家になりたくて文を書くようになりました。小説を少し
でも面白く、読みやすくしたくて毎日少しずつ書いています。そこで疑問があ
りました。それは、小説を上達するには一日最低、どれくらいの時間を書いた
ら良いのか。また、一ヶ月にどれだけ本を読んだら良いのか。ということです。
小説を書く時間が決まっていれば、その余った時間の分を読書に回すことが出
来るし、それらを日課にもしやすいだろうと思います。今、私は一日に平均一
時間半程、小説を書きます。本を読むのは、5日に一冊のペースです。こんな
ことは既存の質問かもしれませんが、教えてください。よろしくお願いします。
●答●
そんなことは自分で考えなさい。
以上。
……ということで終わりにするのがいいのかもしれませんが、近頃の人はそれ
ではただ不親切としか思わないだろうなあ、と思うので、続きを書くことにし
ます。
この質問からは質問した人のいろいろなことが読み取れます。
まずどんなことにも正解があると思っています。自分が自然にやっていること
よりも、誰かが正しいやり方を知っているのではないか、と思っています。
そして、「正解は人によって違う」という考え方も全く欠けています。
これは、さんざん言われ尽くされた現代教育の弊害そのものです。
それから、どんな本を読むか、どう読むか、という質的なものを抜きにして、
時間ゆ冊数という定量的なもので、読む体験、書く体験を測ろうとしています。
これもお役人などに向いた非創造的な発想です。
それから、「小説家になるのを就職活動と勘違いしている人」です。
このことは2~3号前に書きました。
したがって、この質問をする前にバックナンバーをほとんど読んでいない、と
いうこともわかります(バックナンバーは膨大にありますから、「質問する前
に目を通すのが礼儀だ」と言う気は全然ありませんけど)。
ただ、書くということ、読むということをもっと畏れてください。
こんなに短い質問からも多くのことが読み取れてしまう、ということです。
そして、この質問から僕が読み取ったことは「この人は99.9パーセント作家に
はなれない」ということです。
あなたは現代には非常によくいる「ありふれたタイプ」の人です。
作家というのは「選ばれた人」なので、よくいるタイプの人は決してなれませ
ん。
あきらめてください。
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質問者が60歳くらいだったとしても驚かない。
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